Google Fusion Tables

はじめに
ちょっと、使用でGoogle Document を触る事がありまして、その中にCreate Table って項目を見つけたわけです。説明を簡単に読んでみると、結構お手軽にデータの可視化・共有が出来そうな感じ。一度使ってみました。

使用データは、以前こちらで紹介した全国のDPC病院の住所地リスト(一部カラムを削除してスリムにしています。)を使用します。こちらのデータをGoogle Fusion TablesでGoogle Map上に可視化してみましょう。

データのインポート
データのインポートは、ローカルからのアップロード、Google Docsからのインポート、外部URLからの取得などが使える様です。

データの確認
インポートしたデータはTable形式で保管されるため、データのチェックなどはこちらで。

Geocoding
ジオコーディング処理は、Google Map APIがやってくれます。
カラム設定で住所をLocationカラムに設定します。

Visualize
可視化設定をMapに設定します。Configure Styleでポイントスタイルの設定が可能です。今回は病床数カラムを元にポイントを色分けしました。



完成品
https://www.google.com/fusiontables/DataSource?snapid=S355266-ngK

未完成部分
1)実は、データはすでにジオコーディング済みだったので、緯度経度をLocationカラムとして指定して利用したかったのですが、うまく行きませんでした。「Two column location:」あたりで設定できそうだったんだけど。。。生じた事象としては「全医療機関中一部の医療機関しかポイントとしてインポートされない。」という現象で、原因などは不明です。誰か、使用方法ご存じでしたら教えて下さい。
Geocodingは結構負荷が高いらしく、余りGoogleさんの手を煩わせたくないので。。。

2)どうも、Google Visualization API が後ろで動いている様子なので、RのgoogleVisパッケージとかを使用して処理をスクリプト化出来そうなんですが、詳しく調べていません。また、機会があったら調査してみます。

3)症例実績とかと紐付けしたいですね。。

終わりに
使った感じ、まだ一部うまく使いこなせない所はありましたが、データの可視化と共有という意味で結構強力なツールたりえるんではないかなと思います。みなさんも、ご興味がありましたら是非。

追記(20120112)
dichikaさんからのご指摘で、Google document の設定が英語設定になっていないと、表示されないらしいです。補足ありがとうございました。*1